微妙判定でPK戦の末に敗退→アトレチコ・シメオネ監督が逆取材 記者会見で「見た人、手を挙げて!」
「欧州CL・決勝トーナメント1回戦・第2戦、レアル・マドリード0(4PK2)1アトレチコ・マドリード」(12日、マドリード)
アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、試合後の会見で判定への不満を示した。スペイン紙マルカなどが13日までに報じている。
問題の場面は2戦合計2-2からのPK戦。Aマドリード2人目のキッカー、アルゼンチン代表FWアルバレスのシュートがネットを揺らしたが、キックの前に軸足がボールに触れたとしてゴールは認められなかった。
試合後の記者会見。「アルバレスと話をしたか?」との問いにシメオネ監督は「してない。(キックの瞬間は)歩いていたからシュートも見ていない」。さらに居合わせた複数の記者に対し「フリアンが2回触ったのを見た人がいたら手を挙げてください。さあさあ」と逆質問。静かなままの会場を見渡し、同監督は「誰も手を上げない。そういうこと」と締め括った。
アルバレスの〝失敗〟もあって、対戦相手のレアル・マドリードが準々決勝に進出。現地報道によるとスロー映像でも2回接触したことを確認するのが難しい判定だったといい、敗退のAマドリードにとっては後味の悪い幕切れとなった。