バルセロナ 帯同ドクター急死で試合延期 「選手、スタッフ、監督、コーチ誰もが大きなショック」
8日開催予定だったサッカースペイン1部リーグ27節バルセロナ対オサスナの試合が、バルセロナのドクターのカルラス・ミニャーロ医師の急死により延期となった。バルセロナを中心に展開するスポーツ紙、エル・ムンド・デポルティボなど各紙が伝えている。
ジョアン・ラポルタ会長によると、医師は同日午後、チームの試合前合宿中に亡くなり、クラブが同氏の母親、夫人に訃報を伝えたという。「選手、スタッフ、監督、コーチと誰もが大きなショックを受けており、試合を延期すべきだと考えリーグ機構へ伝え、オサスナ、審判団の理解を得た。FCバルセロナにとって非常に痛みのある報せ」と話した。
同医師は2017年からバルセロナのフットサルチームなどで働いており、昨年7月からトップチームに帯同。今年2月のバルセロナ対アラベス戦では相手選手との衝突で頭部打撲を負ったスペイン代表MFガビに対し、状態悪化の恐れがあるため交代を促していた。エル・ムンド・デポルティボ紙によると死因は心臓発作とみられている。
なお延期された試合の実施は5月中旬が候補と考えられる。またバルセロナがチャンピオンズリーグで決勝進出しなければ4月末に組み込まれる可能性もある。