なでしこ4発快勝 豪州戦から中2日、先発5人入れ替えても勢い止まらん!リベンジ米国戦へ南主将「怖がらずにチャレンジ」
「シービリーブスカップ、女子日本代表4-1女子コロンビア代表」(23日、グレンデール)
第2戦が行われ、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング8位の日本は同21位のコロンビアに4-1で快勝し、2連勝とした。前半、開始早々にMF谷川萌々子(19)=バイエルン・ミュンヘン=のミドルシュートで先制し、CKからFW田中美南(30)=ロイヤルズ=が加点。1点を返されたが、後半にFW浜野まいか(20)=チェルシー=が追加点を挙げ、田中のPKで突き放した。26日(日本時間27日)の最終戦でパリ五輪金メダルの米国と対戦する。米国はオーストラリアを2-1で退け、2戦2勝となった。
快勝したオーストラリア戦から中2日。日本は先発を5人入れ替えても揺るがなかった。テンポのいいパス交換と前線からの守備を軸に主導権を握って4ゴール。就任から2戦2勝としたニールセン監督は充実した内容に「選手たちは称賛に値する」と満足げだった。
谷川のミドルシュートにCKから田中の得点と前半8分で早くも2点リード。攻撃の組み立て時にやや間延びした前半追加タイムに速攻を浴びて失点したが、味方同士の距離を縮めて修正した後半に息を吹き返した。
後半12分の3点目は前線のプレスで相手を追い込み、狙い通り長いボールを蹴らせて回収。左から藤野、田中と素早くつなぎ、最後は右の浜野が仕留めた。「やるべきことが明確に示されているからプレーしやすい。それに上乗せして試合中にアイデアを出している」と浜野。チーム戦術と個々の力がうまく融合している手応えを口にした。
初優勝を懸け、最終戦は米国に挑む。昨夏のパリ五輪の準々決勝では守備的な戦いで屈した。この日主将を務めたDF南は「米国相手に前からの積極的な守備をできたら自信になる。怖がらずにチャレンジしたい」と力を込めた。指揮官も「3~4回しか練習していない中ですぐに適応して、自分たちがやりたいサッカーを表現している」と手応え。新たなスタイルで雪辱を期す。