日本代表MF遠藤主将 森保監督の迷いに理解「決まり事はあった方がいい」も「最終的に決めるのは監督だと選手に言っている」

 サッカー日本代表のMF遠藤航(31)が16日に配信されたABEMAのドキュメント番組「遠藤航 挑戦者の逆転劇」で、元日本代表DF槙野智章氏の取材を受け、プレミアリーグの名門リバプールでのプレーや、英国での家族との生活について語った。番組の後半ではキャプテンを務める日本代表への思いも明かした。

 日本は年明けのアジア杯では準々決勝でイランに敗れた。ベスト8に進めなかった前回2022年W杯カタール大会後に「主体的なサッカーをしたいと選手は話をしていた」といい「アジア杯を経て、より主体的なサッカーを考えていくきっかけになった」と説明した。

 森保ジャパンではこれまで「チームを強くするために、とにかく自分の意見、言いたいことをはっきりと周りの選手や監督、スタッフに言わなければいけない。それをずっとやってきた」とし、アジア杯までを「いろんなオプションを持ってトライする時期ではあった」と位置づけた。今後は「やり方を絞って、こういうサッカーをした方がいいという段階。僕は確かにもっと決まり事はあった方がいいと思う」と話した。

 槙野氏から「監督、スタッフから(決まり事の)提示があれば選手もやりやすいか」と問われると、遠藤は「そうですね」。ただし「最終的に決めるのは監督だと選手たちには常に言っている。意見を言うのはいいが、最終的に決めるのは監督なので。監督がこうと決めたらチーム全体でその試合に臨もうよ、と」とメンバーに語りかけていると打ち明けた。

 先制しながら逆転負けしたアジア杯準々決勝については「イラン戦の後半は、当たり前だが監督も迷いがありながら選手交代や戦いをやっている」と、試合後に選手交代や采配を批判された森保監督に理解を示した。「でも迷いがあるのはいいこと。それだけ戦術の幅、選手交代の幅が広がっているということ。あとは決断をチームとしてその都度やっていく」と敗戦を糧にできると受け止めた。

 同時に「W杯アジア最終予選も枠が増えたとは言え、勝ち抜くのは簡単ではないと今回のアジア杯で僕らは理解した。みんな危機感を持ちながらやっている。ただ、W杯で優勝するという目標は変える必要はない。そこに向けて何が必要かを考えながら、まずは出場権を獲得できるようにやっていきたい」と話した。

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