神戸・吉田監督は興奮「半端ないっしょ!大迫、半端ないっしょ!」首位攻防戦で先制V弾のエースを絶賛

 「明治安田生命J1、横浜M0-2神戸」(29日、日産スタジアム)

 天下分け目の天王山を制し、試合後の吉田孝行監督も口が滑らかだった。攻守に獅子奮迅の活躍を見せた大迫の評価を問われると、「半端ないっしょ!大迫、半端ないっしょ!」と即答。前日、「サコが取る」と予言した通り、不動のエースが先制V弾。大迫の“代名詞”とも言えるフレーズで称賛した。

 FW武藤嘉紀がペナルティーエリア内で体を張って倒され、PKを獲得。前半23分、蹴るのはもちろん大迫。右足でゴール右に冷静に沈めた。「PKだったし落ち着いて決められた。チームとしてやるべきことが整理して試合に入れた」と、振り返った。

 鹿島時代の2013年、23歳時の19ゴールを10年ぶりに更新する自己最多で得点王争い単独トップ。20ゴールは神戸では1997年、22ゴールを挙げた永島昭浩以来、23年ぶりとなった。

 33歳にして全盛の到来。10年の上積みを問われると、「一番はチームで僕に取らせてくれたチームになってきている。そこが大きい。僕は得点を取ること、前で起点になることを常に考えている。さらに積み上げていく」と、まだまだ通過点に位置付けた。

 左膝に重傷を負い、今季絶望となったMF斉藤未月が前日、手術後初めてクラブハウスを訪れた。「会いました。あいつは元気なので。僕らもあいつから元気をもらえるし僕らも結果を出して元気を与えられたら」と久々に再会し、頂上決戦を前に大迫も気合が入った。「未月のために優勝」と仲間全員で誓い合っている。残り5戦、大目標に向け、一戦必勝で臨むのみだ。

 昨季最終戦、目の前で優勝を見せつけられた屈辱は晴らした。2位横浜Mに勝ち点4差を付け、「アレ」は最短で10・28。プロ野球・阪神、オリックスに続く関西勢、3度目の歓喜が見えてきた。

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