神戸・大迫同点弾も斉藤負傷離脱でレフェリーに苦言「あんな大けがが普通の接触で起きるわけない、自分の目で見て」
「明治安田生命J1、神戸1-1柏」(19日、ノエビアスタジアム神戸)
途中出場で終盤、同点ヘッドを決めたエースFW大迫勇也が試合後、仲間の大けがを悲しみ、レフェリーに苦言を呈した。
問題のシーンは前半22分。MF佐々木大樹からの折り返しを斉藤はシュート。はじかれると、さらにゴール前に詰めシュート体勢に入ったところで、相手DFと激しく交錯した。足に重傷を負った模様で担架に乗せられて途中交代した。
開幕から攻守にチームをけん引してきたアンカーのアクシデント。長期離脱は避けられない見通しだ。
一発レッドでもおかしくない危険なプレーだった。大迫は「残念だったのは(斉藤)未月のところ。レフェリーに改善してもらいたい。あんな大けがが普通の接触で起きるわけないし、ビデオチェックしたで終わらせたらダメだと僕は思う。やっぱりレフェリー自身の目で見ないといけないシーン。本当にレフェリーに対して残念だった」と、怒気をはらませ訴えた。
横浜Mが勝ち首位から陥落したが、逆転優勝へエースは仲間のために気持ちが奮い立った。「未月の分もチーム全員で優勝してあいつに喜んでもらえるように頑張りたい」と、優勝宣言が飛び出した。
自身は前節・川崎戦で左太もも付近を負傷。今週は練習も満足にこなせず、この日は先発を外れた中で、大仕事。「やっと(痛みが)取れた感じだった。今週ほぼ練習ができなかった。コンディション的にという感じだったけど、次からは100%で頑張る」。18ゴールは得点ランク単独トップ。大迫が神戸を頂点に導く。