なでしこ大勝締め!最高の形でいざW杯 長谷川唯2G1A「新しい形を作れた」

 後半、チーム4点目のゴールを決め、喜ぶ長谷川(右から3人目)ら
 前半、チーム2点目のゴールを決める長谷川(左)
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 「女子国際親善試合、日本代表5-0パナマ代表」(14日、ユアテックスタジアム仙台)

 日本代表はパナマ代表に5-0で快勝し、オーストラリアとニュージーランドによる共催で20日に開幕する女子W杯前最後の実戦を白星で飾った。日本は前半にMF清水梨紗(26=ウェストハム)と長谷川唯(26=マンチェスター・シティー)が得点。後半にFW藤野あおば(19=日テレ東京V)の代表初ゴールなどでリードを広げた。世界ランキングで日本は11位、W杯に出場するパナマは52位。対戦成績は日本の2勝。日本は15日にニュージーランドへ出発し、22日に1次リーグC組初戦でザンビアと対戦する。

 12年ぶりの世界一奪還へ、国内合宿を締めくくる一戦。日本の攻守の要である長谷川が、2得点1アシストで勝利をたぐり寄せた。

 まずは前半33分に先制点を演出だ。自陣の左サイドから右サイドを駆け上がるMF清水へロングパス。見事な連係から、清水がGKの頭を越えるループシュートで得点を奪った。

 新たな形も見せる。前半37分にFW田中を追い越してペナルティーエリアに侵入し、スルーパスを受けて追加点のゴール。「ボランチが裏に抜け出すという新しい形を作れた。狙い通りなので、実ったのは本当に良かった」と、新たな攻撃のオプションで結果を残した。

 さらに後半16分には、ミドルレンジから右足でのシュートを決めて勝負の行方を決めた。1万206人のファンの声援に「たくさんの人に応援してもらっているのを感じた。W杯前最後の試合にふさわしい雰囲気をつくってくれた」と感謝だ。主力の活躍、若手の躍動、そして勝利という最高の形で頂点を取りに行く準備は整った。

 ◆長谷川唯(はせがわ・ゆい)1997年1月29日、宮城県出身。小学生からサッカーを始め、日大に進学した。日テレでは15~19年にリーグ5連覇を果たし、21年にACミラン(イタリア)に移籍した。ウェストハム(イングランド)を経て、2022年からマンチェスター・シティー(イングランド)に所属。日本代表には2017年に初招集され、代表では通算67試合に出場して18得点。今回が2回目のW杯代表。157センチ、47キロ。

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