鎌田大地 決勝進出ダ~ン!Eフランクフルト今季限りで退団「最後はいい形で」

 「ドイツ・カップ、シュツットガルト2-3アイントラハト・フランクフルト」(3日、シュツットガルト)

 シュツットガルトで準決勝の1試合が行われ、鎌田大地と長谷部誠のアイントラハト・フランクフルトがシュツットガルトを3-2で下し、決勝に進出した。鎌田は1-1の後半10分に勝ち越し点を挙げ、長谷部誠とともにフル出場した。6月3日の決勝で前回王者ライプチヒと戦う。シュツットガルトの伊藤洋輝はフル出場し、遠藤航は後半33分までプレー。原口元気は出番がなかった。

 鎌田の意地の詰まった一撃が、チームを決勝へと導いた。1-1の後半10分、苦しんでいたチームを救う勝ち越し点。既に今季限りの退団が発表され、最近のプレーに批判もあったMFは「こういう大事な試合でチームを助けられてよかった」と実感を込めた。

 長谷部のパスを左で受けると、寄せてきた相手に競り勝って前進。ペナルティーエリア外から右足を振り抜いた。左隅に決まり「とにかくシュートを打ってくれと(監督から)言われていた。思い切ってプレーできてよかった」とうなずいた。

 移籍先が盛んに報じられるなど、欧州でも注目の選手に成長した鎌田。6月3日の決勝で、タイトルを置き土産にできるか。「最後はいい形でこのチームと終われればいい」と大一番を見据えた。

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