J1清水 日本代表GK権田修一が工藤さんを悼む「どう言葉にしていいか分からない」

 「明治安田生命J1、清水1-1磐田」(22日、IAIスタジアム日本平)

 日本代表GK権田修一(33)が、21日に死去した元日本代表FW工藤壮人さん(享年32)を悼んだ。

 工藤さんが日本代表に初選出された2013年の東アジア・カップ(韓国)でもチームメートだった。「どう言葉にしていいか分からない」と語り、「工藤は本当に誠実で…残酷だなと思う」と言葉をつむいだ。

 主将を務める権田は試合前、円陣で「清水は苦しい状況だが、僕らは生きているからこそ、そういう苦しさを感じられて、生きているからしんどいとか思える。そう思いたくても工藤はそういうことを思えなくなってしまった。苦しさを幸せに感じてやろう」と語りかけたという。

 「僕らができることは、彼のために頑張るのは当然だけど、忘れないことだったり、そういう選手がいたんだよと、記録にも記憶にも残してあげるというのは大事。僕は工藤に何点かとられているので、その失点は(頭に)浮かびましたね。前向きに捉えるのは難しい。残された僕らはサッカーを楽しんで、幸せを感じてやらないといけない」と思いを新たにした。

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