長友は“吉田&冨安不在”でも「心配していない」吉田から「頼んだ」託される

 シュート練習でセンタリングをあげる長友佑都(撮影・金田祐二)
 オンライン取材に応じた長友佑都
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 W杯カタール大会アジア最終予選に臨む日本代表は24日、千葉市内で合宿を開始する。練習に先立ちオンライン取材に応じた長友佑都(35)=FC東京=は、吉田麻也(サンプドリア)と冨安健洋(アーセナル)の両センターバック(CB)不在について「僕自身は心配していない」と語った。

 長友は吉田から「今回は行けないけど、佑都、頼んだ」と託されたことを明かし、「その期待に応えられるように頑張るしかないなと思います」と決意をにじませた。

 今回の2連戦では主将を務めた吉田が右太ももの負傷で招集外となっており、23日には右ふくらはぎを痛めていた冨安も招集辞退となった。最終予選では吉田は6試合、冨安は5試合でCBとして出場し、日本の最終ラインを支えていた。主戦CBの2人がそろって欠場するのは最終予選では初となる。長友は「これまで日本代表を支えてきたCBなので、今回来られないのは残念」としながらも、「日本にはたくさんいい選手がいるし、しっかり戦える選手がいる。僕自身は心配していない」と強気の姿勢を崩すことはなかった。

 森保一監督は長友に対して「どんなときも前向きにやっていく雰囲気を出してもらえる」と大きな信頼を寄せている。長友は主戦CB2人を欠く非常事態にも「どんな状況でもチームにポジティブな雰囲気や空気をもたらす、一人一人の心をつなげることができれば。試合に出ても出なくても、チームにとってプラスになる存在でいたい」と自らの役割を自認した。

 植田直通(ニーム)は「誰が出ても問題ない。出た時には結果を残せるようにやっていきたい」と意気込んだ。冨安が欠場した昨年9月のオマーン戦に出場し、今回選出されたCBで唯一、最終予選でプレーしている。板倉滉(シャルケ)や谷口彰吾(川崎)と組んだ経験も持ち、CBの軸としても期待される。連係については「問題なくやれる」と断言し、「自分のことより2連勝することにフォーカスしたい」と決意を示した。

 谷口は「いつ出番が来てもいいように準備してきた。間違いなくチャンスの機会が増えるだろうとCB陣はみんな考えている」としつつ、「まずは勝ちたいし、勝つために自分の持っているものを全て出す。アピールなどは考えていなくて、代表チームが最優先で考えている。変な気負いないし、変な自信もない」と自然体と強調した。

 田中碧(デュッセルドルフ)は「他にもたくさん素晴らしい選手がいる」と代役となる選手への信頼感を寄せ、「いい循環につながれば」とチームの活性化にも期待した。

 B組で4勝2敗の2位につける日本は埼玉スタジアムで27日に中国、2月1日にサウジアラビアと対戦する。

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