荒木遼太郎 同世代久保に「負けたくない」代表初招集「食らいつく」
W杯カタール大会アジア最終予選を控えた日本代表の国内組候補合宿3日目は19日、千葉市内で実戦形式などの練習を行い、オンライン取材に応じた荒木遼太郎(19)=鹿島=は「正直、負けたくない気持ちはある」と、同世代の久保建英(20)=マジョルカ=への対抗心を燃やした。
朴訥(ぼくとつ)とした語り口にも負けん気の強さがにじんだ。荒木は「正直、負けたくない気持ちはある」と、久保建への思いをはっきりと口にした。
2001年生まれの久保建と02年生まれの荒木は同世代。昨季は鹿島で10得点を挙げ、27年ぶりとなる10代での2桁得点を達成した弱冠19歳の俊英だが、スペインを戦場とする久保建は日本代表で13試合に出場。はるか先の背中を追っている。
「目指してきた場所」という日本代表に初招集され、18日のゲーム形式ではゴールを決めた。この日は控え組ながら左FWとして酒井と対峙(たいじ)。得点こそ奪えなかったが、ボールを持てば積極果敢に仕掛けた。
最終予選では2列目を担える古橋(セルティック)、三笘(サンジロワーズ)を欠くため、新戦力の台頭にも期待が集まる。「小さい頃から憧れてきた」というW杯も見据え、「行ける可能性が少しある。全力で食らいついていきたい」と力を込めた。