Ｊ１名古屋が９日、マッシモ・フィッカデンティ監督の退任と、長谷川健太氏の新監督就任を発表した。

　長谷川氏はＪリーグクラブの監督としては、０５年から１０年は清水、１３年から１７年にＧ大阪を、１８年から今季終盤までＦＣ東京を率いていたが、１１月７日に辞任していた。就任にあたり「これからグランパスファミリーの皆さんと共に闘っていけることを非常に心強く、そして楽しみにしています。選手たちと真摯に向き合いながら、熱く気持ちのこもったアグレッシブなチームを創り上げていきたいと思います」とコメントを発表している。

　イタリア出身のフィッカデンティ監督は、強固な守備力を持つチーム作りに定評があり、日本では１４－１５年にＦＣ東京を、１６－１８年に鳥栖を率いた。名古屋では１９年から監督を務めていた。今季リーグ戦は５位、失点は優勝した川崎に次いで少ない３０だった。得点は９番目の４４だった。ＡＣＬはベスト８で敗退した。