INAC神戸が5発爆勝発進!開始4分で高瀬愛実が1号 日本初女子プロリーグ開幕

 前半、WEリーグ開幕ゴールを決め、仲間の祝福を受けるINAC神戸・高瀬
 試合前、ピッチに整列する選手ら(撮影・高部洋祐)
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 「WEリーグ、INAC神戸5-0大宮」(12日、ノエビアスタジアム神戸)

 日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が開幕し、午前10時キックオフの開幕戦ではINAC神戸がホームで5-0で大宮に圧勝した。元日本代表FW高瀬愛実(30)が前半4分のリーグ第1号ゴールなど2得点、新加入のFW浜野まいか(17)も2得点した。

 大勝で歴史の扉を開いた。午前10時開始の開幕戦でINAC神戸は高瀬と浜野の2トップがそれぞれ2得点。ベテランと若手が融合し、WEリーグ最初の勝利をつかんだ。

 開始4分、高瀬が1号弾を決める。MF成宮のシュートがポストに当たったはね返りを反転して右足で決めた。「選手も気迫や気持ちを表現する日だった。自分たちの思いをプレーで表現できた」と力を込めた。

 11年W杯優勝メンバーでクラブ13年目。これまでもクラブ運営会社と社員契約を結びサッカーに専念できる環境だったが、WEリーグ開幕でプロ契約に。「今までもピッチで戦える喜びは感じていましたけれど、胸を張って仕事ですと言えるようになり幸せだなと感じました」。社員としての立場を記入していた職業欄に「プロ選手」と書く誇りもある。

 浜野は8月にC大阪堺から移籍。チーム最年少プロは大阪府高石市の実家から電車で練習場に通う。「ドキドキでいっぱいだったんですけど、高さん(高瀬)が1点目を決めてくれたので楽しくできました」と高校2年生らしい笑顔を見せた。

 観客上限5000人での開催に4123人が駆けつけた。「十分優勝を狙えるスタートを他のチームや観客の皆さんに見せることができた。非常に満足しています」と星川監督。初代女王を目指し躍進する。

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