メッシがバルセロナ退団会見で号泣「残りたかった」「別れを告げなければならない」

 スペイン1部バルセロナを退団することが決まったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)の記者会見が8日、バルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われた。

 スーツ姿で会見場に姿を現したメッシは冒頭から号泣。最前列で見守る妻アントネージャさんからハンカチを受け取り、何度も涙をぬぐった。

 メッシは声を詰まらせながら「ここ何日も何を言えるか考えていたが、何も言葉が出てこなかった。多くの時間をここで過ごした僕にとってはとても難しいことだ。今年はバルセロナに残ることを確信していた。数年間離れるが、僕は戻ってくる。ここは僕の家、僕たちの家だから。バルセロナに残りたかった。今日、皆さんに別れを告げなければならないことは想像していなかった」などと挨拶した。メッシのスピーチが終わると、家族やチームメートも見守る会見場から大きな拍手がわき起こった。

 フランス1部パリ・サンジェルマンへの移籍が有力視されるが、メッシは「それも可能性の一つ」と述べるにとどまった。仏レキップ紙は8日中にもメディカルチェックを受けると報じた。

 メッシは6月末にバルセロナとの契約が満了となっていた。クラブによると新たな契約を結ぶことで双方が合意に達していたが、リーグの財務規約に抵触するため正式契約に至らなかった。現地報道によると1億3800万ユーロ(約179億円)とされる年俸を半減して5年契約を結ぶ方針だったが、クラブの年俸総額がリーグの定める上限を超えるため、契約が認められなかったという。

 メッシは13歳で下部組織に入団してからバルセロナ一筋でプレーしてきた。公式戦通算778試合で672得点を記録。4度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝に導くなど多くのタイトルをもたらした。昨夏に退団希望して去就が注目されたが、シーズン開幕前に翻意して残留していた。

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