サッカースペイン代表のＤＦセルヒオ・ラモスが今季からフランス１部のパリ・サンジェルマン（ＰＳＧ）でプレーすることが明らかになった。７日、同クラブの公式ホームページで正式発表を前に選手の談話が誤って掲載されるという事態が発生、新チームの背番号まで判明することになった。

　掲載されたラモスのコメントは「この背番号４は自分のキャリアの最初からつけている番号で縁起担ぎですごく気に入っていて、これまで人生を通して僕に寄り添ってくれた。今では背番号４は人間として、プロフェッショナルとして自分の一部。偉大なクラブ、パリ・サンジェルマンでこの番号を付けられるのは僕にとって名誉」というもの。しばらくしてこの記事は削除された。

　なお選手の移籍は合意に達しており近く正式発表される見通し。スペインのスポーツ紙、アスによると、ラモスは新チームで前所属のレアル・マドリードと同額の１２００万ユーロ（約１５億６０００万円）の年棒を得るという。またＰＳＧではレアルとの交渉では勝ち取れなかった複数年契約（少なくとも２年）を結ぶことになっている。

　ラモスは前シーズン限りで１６季を過ごしたレアル・マドリードを退団。契約切れが近づく今年に入って去就が注目されていた。先月の退団会見でのラモス自身の説明によると、レアル・マドリードからの契約延長の提示はあったものの、自身が残留の意思をクラブに伝えた時にはそれまでの提示は期限切れとなり破談に至ったという。