“ピクシー”ストイコビッチ・セルビア代表監督 日本代表に敗れ「日本は強すぎた」

 試合に勝利し、肩を落とすセルビア代表・ストイコビッチ監督(手前)の横で喜ぶ(左から)川島、浅野、南野ら日本代表イレブン(撮影・吉澤敬太)
 前半、グデリ(8)を押さえ込む長友(右)、橋本(中央)ら(撮影・吉澤敬太)
 後半、大声で指示を出すセルビア代表・ストイコビッチ監督(撮影・吉澤敬太)
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 「国際親善試合、日本1-0セルビア」(11日、ノエビアスタジアム神戸)

 J1名古屋で指揮を執り、選手としても活躍したドラガン・ストイコビッチ監督(56)率いるセルビア代表は、日本代表に0-1で敗れた。前半はFWヨベリッチを軸に、再三にわたって日本のゴール前に攻め込んだが、得点に結びつかなかった。後半3分にMF伊東に先制されると、徐々に日本のペースとなり、最後までゴールを割れなかった。

 試合後、ストイコビッチ監督は攻撃陣が力を発揮できなかった原因に「日本が強すぎた。日本のチームにおめでとうと言いたい」と口にした。そして「日本が今日はゲームを支配していた。スピード、テクニックでいいところが出ていた。改善すべきところがあるとすれば攻撃」と評した。

 国際サッカー連盟(FIFA)のランクは日本の28位に対して、セルビアは25位。セルビア代表は21年開催の欧州選手権は予選で敗退した。今回、主力は招集されず、若手を中心に臨んだ。

 “ピクシー(妖精)”の愛称で親しまれるストイコビッチ監督は1994年から2001年まで名古屋でプレー。J1通算184試合に出場し57得点。08年から13年まで名古屋の監督を務め、10年には優勝に導いた。

 思い出がたくさん詰まった日本での采配に「日本にはたくさんいい思い出がある。しかし、残念ながらコロナ対策で外出できなかった。日本の街を見ることができなくて残念。友達にも会いたかった。次にチャンスがあれば、近いうちに来日してコロナのない日本で楽しむことができたら」と、再来日を楽しみにしていた。

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