仙台518日ぶりホーム白星 手倉森監督「ここからが新たなベガルタの始まり」

 「明治安田生命J1、仙台1-0柏」(1日、ユアテックスタジアム仙台)

 仙台は柏を1-0で破り、今季初勝利を挙げた。

 泥臭く勝利のために戦い抜いた。仙台は序盤の劣勢を耐えて、後半23分にFW西村が右クロスを頭で合わせる決勝弾。2019年11月30日(大分戦)以来518日ぶりのホーム白星をつかんだ。手倉森監督は「心待ちにしていた勝利、呪縛から解き放たれた感覚」と、かみしめた。

 午前中に宮城県内では震度5強の揺れを観測。それでも、今季初勝利を見届けようとスタジアムに駆けつけた4292人のファン、サポーターのために負ける訳にはいかなかった。

 11年の東日本大震災の時も仙台を率いていた手倉森監督は「あの頃はよくホームで勝っていたなと。今日の地震で思い起こされた」。12年にリーグ2位、13年にはアジア・チャンピオンズリーグ出場を果たすなど強かった仙台を想起し、「勝ってみせよう」と選手を勝利へ奮い立たせた。

 今季は4チームが降格する厳しいシーズン。「ここからが新たなベガルタの始まり」と指揮官。震災から10年、被災地の希望となるためにもここから巻き返す。

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