鹿島・相馬新監督が初陣勝利 「選手たちが期待以上にやってくれた」今季初無失点試合

 「明治安田生命J1、徳島0-1鹿島」(17日、ポカリスエットスタジアム)

 鹿島・相馬直樹新監督(49)は1-0の完封勝ちで、徳島のダニエル・ポヤトス監督(42)との“初陣対決”を制した。

 立ち上がりから徳島の果敢な攻撃を浴びたが、守備での集中を切らさずゴールを許さなかった。そして前半31分に、DF永戸勝也のCKをDF町田浩樹がヘッドで決めた。この1点を守り抜いて敵地で勝ち点3をつかんだ。

 相馬監督は「こういう天候の中で、チーム苦しい状況の中で、スタジアムに入ってくるところから一緒にこの地から立ち上がろうと集まってくれたサポーターの皆さんに感謝を伝えたい」とまずは応援に感謝した。そして「短い時間で準備したことを選手たちが期待以上にやってくれた。本当に選手たちに感謝したいと思います。最初から最後までエネルギー、集中力、いろんなものを含めて素晴らしい戦いをしてくれた」と選手をたたえた。

 14日にザーコ前監督の解任と相馬コーチの監督就任を発表。15位と低迷する現状打破へ荒療治に出た。

 この試合までの準備期間はわずか2日。しかも13日にトップチーム選手2人とスタッフ1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。ベストメンバーを編成できない困難も重なった。

 そのような状況で相馬監督は守備の立て直しに着手。「修正というよりも整理。守備に一番重点を置いてやったというか、そこくらいしか手をつけられなかった」と明かす。それでも今季初の無失点試合を達成した。

 決勝ゴールを決めた町田は「監督が代わったのは自分たち選手の責任でもある。特に僕はザーゴ監督に使ってもらっていたので責任も感じていた」と明かす。「何としても勝ちたいという気持ちで戦いました」とつかんだ勝利をかみしめた。

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