元アルゼンチン代表の選手、監督のディエゴ・マラドーナさんの死去はサッカー界全体はもちろん、特にアルゼンチンサッカー界で大きな衝撃を与えている。　

　現在の中心選手、ＦＷリオネル・メッシは自身のソーシャルサイトで同氏との記念写真を掲載した上でコメント。「全てのアルゼンチン人、サッカー界にとってとても悲しい一日。彼は僕らを残して行ったけど、去ったのではない。なぜならディエゴは永遠なんだから」とマラドーナ氏が今後も心の中に生き続けるとした。さらに「彼と一緒に過ごした素晴らしい瞬間を心に留め、この機会に全ての彼の家族と友人にお悔やみを申し上げたい」としている。　

　アルゼンチン代表選手でアトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は「電話で知らせを聞いた時、ディエゴは亡くなることはないと思った。伝説が我々の元を去った。良いことも悪いこともあらゆるものと戦うため、その反骨心を伝えたアルゼンチン人。彼はこれから先も我々と一緒にいてくれると感じている。我々に大きな悲しみを与えるだろうし、虚無感がある」とした。　

　また１９８６年メキシコＷ杯でチームメイトとして優勝を分かち合ったホルヘ・バルダーノ氏はこの日、試合中継の解説者としてカメラの前に立ったが「これまでも同じようなことがあり、今回も回復すると思っていた。（彼の死は）とても大きな痛みがある」と声を震わせてうつむき、その後言葉を続けることができなかった。