FC大阪4失点大敗で8位に後退 J3入会圏内の4位には勝ち点6差に広がる

 「JFL、ソニー仙台4-0FC大阪」(1日、みやぎ生協めぐみ野サッカー場・Bグラウンド)

 大阪から3番目のJリーグ入りを目指すサッカーJFLのFC大阪はアウェーで4失点大敗した。4勝2分け5敗の勝ち点14で8位に後退し、J3入会へ厳しい状況に追い込まれた。ソニーは勝ち点22で首位に浮上した。

 11月に入り、朝晩が少し肌寒くなってきた中、FC大阪はアウェー4連戦の3戦目を仙台で迎えた。4戦目は青森と続く東北シリーズ。J3へもう負けられない、重要な試合となる。FC大阪はフォーメーションを3-5-2に変更。MF朴をリーグ戦では初先発で起用し、勝負した。

 スタートから豊富な運動量から相手ゴールへ攻め込む。しかしラストパスの精度が悪く、シュートまで持ち込むことができない。逆に19分、ソニーのCKを一度は弾き返すがこぼれ球を詰められて先制を許してしまう。36分、FC大阪はMF水野に代えて前戦で躍動したMF大山を投入。前半終了間際には大山がサイドから相手DFを振り切ってエリア内に切れ込みパスを送るが、味方選手に合わず、前半はリードを許したまま折り返した。

 後半開始早々にビッグチャンスを迎えたのはFC大阪。DF舘野が左サイドからミドルシュートを放つと、ゴールへ向かってきれいな弾道を描く。GKの手をかすめて入ったかと思われたシュートはクロスバーの下を叩き、ゴールの外へ跳ね返される。そのボールを再度押し込むが、これもバーを直撃。結局このチャンスを決めきることができず同点には追いつけない。すると6分、ソニーにまたもやCKから決められリードを広げられると、9分にはミドルシュートを浴びて3点差。39分にはソニーに再びミドルを決めらた。なんとか1点でも返したいFC大阪だったが最後まで相手ゴールの壁をこじ開けることはできず、試合終了。

 FC大阪は前節に続き大量失点と、守備陣の立て直しが急務。J3圏内の4位との勝ち点差も6に広がった。残り4試合、なんとしても勝利が必要となる。

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