J1神戸・三浦体制3連勝!3年ぶり4連勝飾る 守備改善&イニエスタ逆転PK

 「明治安田生命J1、横浜M2-3神戸」(4日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 神戸が横浜Mに3-2で勝ち、2017年以来の4連勝を飾った。三浦淳寛監督(46)は就任後負けなしの3連勝となった。

 17年以来3年ぶり、MFイニエスタ加入後では初となる4連勝の要因は明白だった。守備の改善に成功しつつある三浦監督が就任後3連勝を飾った。前半3分に三浦体制で初失点を喫した。相手に両サイドを制圧され押し込まれたが、FWドウグラスの同点ゴールと2戦連発となるイニエスタのPKで何とか逆転に成功した。

 三浦監督は後半からアンカーのMFサンペールを下げてMF安井を投入。「相手にボールを持たせた」とMF山口とのダブルボランチで中央の守備を強化した。後半だけで18本、計26本のシュートを浴びたが、GK前川と両センターバックを中心に水際で体を張り、2失点でしのいだ。

 18年から掲げる“バルサ化”とは対極だった。「やりたいサッカーはもっと違う形で明確にある」と指揮官も納得はしていない。だが「守備も攻撃も一気に改善できる能力は今の僕にはない」と現実を直視し、喫緊の課題だった守備の再構築に着手しながら勝ち点を積み重ねている。「勝てはしたが非常に課題の残る試合」と気を引き締め、理想型へと着実に歩みを進めている。

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