FC大阪、今季2敗目で5位後退 J3ライセンス交付後初の試合を白星で飾れず

 「JFL、東京武蔵野シティ2-1FC大阪」(20日、武蔵野市立武蔵野陸上競技場)

 サッカーJFLが開催され、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すFC大阪は、アウェーで東京武蔵野シティに敗れた。3勝1分け2敗の勝ち点10となり、首位のホンダFCと4差の5位に後退した。

 9月も終盤に差し掛かり、気温は25・7度と、30度を超える熱い夏も一段落といったところ。FC大阪は左サイドで存在感を発揮してきたDF舘野が不在。代わりにここ数試合、中盤で良い潰し役となっていたMF前田がスタメンに名を連ねた。

 開始わずか30秒、FW川西がシュートを放つも惜しくも枠外。続く2分にもMF木匠がミドルシュートを放ったが、これも枠を捉えきれない。さらに13分には川西の落としにフリーとなっていた前田がシュートしたが、これまたゴール左に外れた。

 飲水タイムを挟み、攻めるFC大阪、守る武蔵野という構図で試合が進み、0-0のまま前半を終えるかと思われた45分、武蔵野はFC大阪陣内のコーナー付近で得たスローインをロングスローでエリア内に投げ込むと、競り合いの中でFC大阪の選手に当たり、オウンゴールとなってしまう。

 嫌な形で先制点を与えてしまったFC大阪は、後半から前田に代え、FW横野を投入し逆転を狙う。試合は前半から引き続きFC大阪ペース。14分にはMF須ノ又のクロスに横野が頭で合わせたが、ポストを直撃し得点ならず。逆に16分、武蔵野にショートカウンターからゴールを決められリードを広げられる苦しい展開に。FC大阪は終始ボールを持って相手ゴールに攻め込むも、しっかりと引いた武蔵野ゴールをこじ開けることができない。途中投入されていたMF朴が48分に混戦の中から押し込んで1点を返すも万事休す。今季2敗目を喫した。

 FC大阪はJ3クラブライセンスを交付されてから初めてとなる試合で白星を飾れず、順位を1つ落として5位に。次節は勝ち点で並ぶ、同じくJ3入りを争う6位・いわきFC(27日・Jヴィレッジ)との負けられない戦いに挑む。

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