FC大阪 初の花園第2グラウンド有観客試合で強豪ホンダFCとドロー

 CKから同点弾を決めて喜ぶDF岩本(左)
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 「JFL、FC大阪1-1ホンダFC」(13日、花園ラグビー場第2グラウンド)

 大阪から3番目のJリーグ入りを目指すサッカーJFL・FC大阪は、ホームでホンダFCと引き分けた。今季3勝1分け1敗の勝ち点11で4位、リーグ4連覇中のホンダFCは3勝2分けの勝ち点10で3位となっている。

 雨が心配されたものの朝までにあがり、曇り空の中で行われた今季初、そして東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドでは初めての有観客試合。ホンダFCとの首位攻防戦ということもあり、事前にファンクラブ会員向けに募集した400人限定の入場者申し込みは開始とともにほぼ満員となり、最終的にソーシャルディスタンスを考慮した追加席を設け、425人の観客が花園を訪れた。

 FC大阪は、台風10号の影響により6日に宮崎で行われる予定だった試合が中止となり、8月30日以来2週間ぶりの試合となる。前半から攻めかかるFC大阪。4分にはDF橋本のシュートのこぼれ球をFW川西が詰めてゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。相手の攻撃には、キャプテンDF岩本を中心とした体を張った粘り強い守りと、GK永井の再三の好セーブで得点を許さず、白熱した前半は0-0で終える。

 後半に入ると、FC大阪が徐々に試合を支配し始める。7分、川西からのスルーパスを受けたFW須ノ又がペナルティーエリア内で倒されるが、ノーファウルの判定。スコアが動いたのは28分。クロスに合わせたホンダMF佐々木のヘディングはMF斉藤が一度はクリア。しかしそのボールをDF池松にボレーシュートで押し込まれ、ホンダに先制を許す。

 FC大阪は36分、CKのチャンスを得ると、DF舘野が放ったボールが岩本の頭にドンピシャ。この同点ゴールを皮切りに相手を圧倒するダイナミックな攻撃を繰り広げるFC大阪。迎えた50分、ラストワンプレーと思われた相手CKをクリアするとMF水野が前線に駆け上がる。逆サイドをフリーで駆け上がってきたMF久保田にパスをつなぎ、そのままシュート。相手GKは一歩も動けず、劇的な逆転ゴールかと思われたが、乾いた音とともにファーサイドのゴールポストを直撃した。この跳ね返りをMF朴が詰めるが、枠に押し込むことができず、1-1で試合終了となった。

 勝ち点1を獲得したFC大阪は次節、アウェーでの東京武蔵野シティ戦(20日・武蔵野市立武蔵野陸上競技場)に臨む。

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