涙にくれるネイマール 攻撃けん引も遠かった1点 パリSG初優勝ならず

 決勝でバイエルン・ミュンヘンに敗れ、涙を流すパリ・サンジェルマンのネイマール=リスボン(UEFA提供・ゲッティ=共同)
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 「欧州CL・決勝、バイエルン・ミュンヘン1-0パリSG」(23日、リスボン)

 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が7季ぶり6度目(前身大会から通算)となる欧州の頂点に立った。パリSG(フランス)は初の決勝進出で初優勝を狙ったが、一歩及ばず。攻撃の中心を担ったFWネイマール(28)が涙する様子がさまざまなメディアで伝えられた。

 エンバペ、ディマリアらとの攻撃では、巧みな技術、スピードにあふれたドリブルでバイエルン・ミュンヘンゴールに迫った。特に前半はネイマール自身も惜しいシュートを放ったが、GKノイアーに阻まれた。

 しかし、後半14分にコマンに先制ゴールを決められ、パリSGは劣勢に。バイエルン・ミュンヘンは前線から激しくボールを奪いにいくハイプレスを、選手交代をいれつつ試合終盤まで途切れさせなかった。ボールを支配される中でパリSGは反撃を試みたものの、及ばなかった。

 試合後は、対戦相手のアラバから慰められ、ベンチに戻ってからも涙する様子が伝えられたネイマール。味方も生かしつつ、自分も高い技術を発揮したが、バルセロナ時代の14-15シーズン以来となる優勝はならなかった。

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