J1神戸・フィンク監督「試合の終わらせ方を強調」GK飯倉が指摘する課題とは…

 J1神戸は18日、次節柏戦(19日、ノエスタ)に向けて神戸市内で非公開の最終調整を行った。オンラインでの取材に応じたトルステン・フィンク監督(52)は「選手たちに試合の終わらせ方を強調した」と明かした。

 16日の鹿島戦では2-1とリードして迎えた後半49分に同点弾を浴び、勝利目前で勝ち点2を失った。指揮官は試合終盤のリスク管理について「鹿島戦はいい試合をしたが、最後の15分間は完全に相手に押し込まれ、最後の最後にやられた。リードしていれば試合を握る、試合の終わらせ方を強調した」と改めて重要性を説いた。

 終盤に大きくゲームコントロールを失う原因として、GK飯倉大樹(34)は「ポゼッションをするにあたって、チームのやりたいことと選手の考えていることが不一致な状態」と語った。鹿島戦ではFW藤本憲明(30)が前線で仕掛けてボールを失った結果、その流れから失点したが、飯倉は「局面の問題ではない。ノリ(藤本)は途中から入って結果を出したいという、その気持ちは選手なら理解できる」と指摘。チームはボール保持を指向するが「ボール保持者がボールを出した後の動き直しが少なくなっていて、ボールを持っている選手のパスの出しどころがないというのが課題」とし、「最後は後ろが重たくなってコンパクトなラインを保てなかったというのもある。チームとしての共通意識が足りないというのが、90分間イニシアチブを握れない要因」とチームの現状を分析した。

 不動の守護神は、ただネガティブになっている訳ではない。連戦で選手の入れ替えが活発になっていく中で「いろんな(選手の)組み合わせができるので、いいところを見つけて積み重ねていく方がチームとしていいかなと思う。勝利も大事だけど、一つ一つの守備や攻撃のクオリティーを上げる、良い組み合わせを作る時間としてチャレンジしていければいい」と前向きに語った。

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