FC東京DF渡辺「資格なくなっても後悔しない」五輪延期なら年齢制限オーバー?
サッカーJ1のFC東京が15日、都内の小平グラウンドで練習を公開した。Jリーグの再延期が決まり、再開予定の4月3日に向けて強度の高い実践形式などの練習を約2時間行った。
新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪延期もささやかれる中、97年2月生まれで五輪代表候補のDF渡辺剛(23)は「延期になって選ばれなかったり、(五輪代表の)資格がなくなっても後悔することはない」と影響に負けない気持ちを見せた。
メンバーに「23歳以下」という年齢制限がある男子サッカーでは、仮に1年延期となった場合は渡辺の年齢が24歳となる。その場合「24歳以下」と変更されるかどうかでメンバー構成も変わってくる。「選べる選手が変わってきたりとか難しい状況となるが自分が変えられることではない」と冷静に自分の立場を語った。
U-23日本代表やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で国際大会を経験し、フィジカルを課題として挙げた。リーグも中断、3月の代表活動も中止となっている中で「個々でレベルアップをして集まるいい機会」と前向きに捉えている。
渡辺は「A代表を一番の目標としている。そこは、誰にでも資格はある」と五輪に限らず、先を見据えた。
U-23アジア選手権ではゲームキャプテンとしてチームを引っ張り、FC東京でも副キャプテンを務めている若きリーダーは、己の道を進み続ける。