U23森保監督、OA枠で海外組招集!3月の親善2試合で呼ぶ 3戦未勝利も続投意欲

 東京五輪アジア最終予選を兼ねて行われ、1次リーグ敗退が決まっていたB組の日本は15日、1-1でカタールと引き分け、1分け2敗と未勝利に終わった。U-23日本代表の森保一監督(51)は一夜明けてバンコク市内で取材に応じ、3月に行われる国際親善試合2試合で24歳以上のオーバーエージ(OA)枠招集を検討し、同時に東京五輪世代の海外組を招集する意向を明言した。カタール戦後の記者会見では「責任を果たしたい」と続投に意欲を示した。

 東京五輪へあらゆる手を尽くす。森保監督は3月27日のU-23南アフリカ戦(京都)と同30日の同コートジボワール戦(福岡)でのOA枠招集について「どうなるか分からないが、考えながら活動につなげていきたい」と検討する方針を示した。

 OA枠の候補にはFW大迫(ブレーメン)やMF柴崎(デポルティボ)らが挙がっているとみられる。3月の活動は日本協会に招集の拘束力がある国際Aマッチデーに重なるが、A代表は3月26日にW杯カタール大会アジア2次予選ミャンマー戦(豊田)、同31日に敵地で同モンゴル戦を控える。招集は容易ではないが、五輪4カ月前にOA枠との融合を試せる効果は計り知れない。

 さらに指揮官は「11月の活動のような形にしたい。基本的にはそう考えている」とし、A代表の常連であるMF堂安(PSVアイントホーフェン)、MF久保建(マジョルカ)らが直前合宿から参加した昨年11月のU-22コロンビア戦(広島)を念頭に、五輪世代の海外組招集を明言。11月は負傷で不参加だったDF冨安(ボローニャ)も加われば、現状のベストメンバーが編成される。

 今大会は1分け2敗とアジア勢から1勝もできず、B組最下位での1次リーグ敗退と屈辱にまみれた。A代表と五輪代表の監督を兼任する限界も指摘されているが、カタール戦後には「ポストに関しては与えられるもので、続けるかどうかは私が判断することではない」と指揮官。自身の去就については「今回の結果に関して私に責任がある。この先チームと選手をさらに成長させること、五輪で結果を出すことで責任を果たしたい」と続投へ強い意欲を示した。

 東京五輪まで残された時間は少ない。金メダル獲得への道のりは停滞を余儀なくされたが、兼任監督のメリットを最大化し“失地回復”を図る。

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