「明治安田生命Ｊ１、Ｇ大坂０－０ＦＣ東京」（４日、パナソニックスタジアム吹田）

　首位のＦＣ東京は敵地でＧ大阪と０－０で引き分け、勝ち点を２４とした。連勝は４で止まったが、無敗は堅持した。

　勝てなかったという悔しさと、貴重な勝ち点１を手にした手応えが同居した。「去年は（後半）ロスタイムにやられた。今年は勝ち点１を東京に持って帰れる。悪いことではない」。長谷川監督が胸中を語った。

　立ち上がりから激しい攻防が繰り返された。攻撃の軸を担うＭＦ久保建が「自分のところには、いつもより（相手は）激しく来ていたと思う」と振り返るように、攻撃の形を満足には作れなかった。

　それでも「負けないことが大事だった」とＤＦ森重が話すように、守備陣も相手を完封。０８年１１月の勝利を最後に勝てていない敵地でのＧ大阪戦で、貴重な勝ち点を獲得した。開幕からの無敗記録は１０試合に伸びた。崩れない強さが、首位を走る好調さの要因となっている。