中島翔哉V弾「股を狙った」平成最後の代表戦も…南野&堂安と結局“いつもの3人”

 後半、先制ゴールを決め笑顔を見せる中島(撮影・持木克友)
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 「国際親善試合、日本1-0ボリビア」(26日、ノエビアスタジアム神戸)

 森保ジャパンが1-0でボリビアを下し、平成最後の日本代表戦を勝利で飾った。22日のコロンビア戦から先発を11人入れ替え、MF香川真司(30)=ベシクタシュ=らを起用。前半を無得点で終えたが、後半31分に途中出場のMF中島翔哉(24)=アルドハイル=が決勝ゴールを奪った。これで対戦成績は日本の2勝1分けとなった。次回の活動は6月で、国内で国際親善の2試合を行った後、南米選手権(ブラジル)に招待出場する。

 平成最後の日本代表戦で世代交代が印象付けられた。決勝点は後半31分。途中出場の3人から生まれた。MF堂安が南野につなぎ、最後は中島が右足を振り抜くと、相手の股間を抜けたシュートがニアサイドに突き刺さった。鮮やかなカウンター。中島は「瞬間の判断。相手が大きいので股を狙った」と、昨年11月の親善試合キルギス戦以来となる国際Aマッチ通算3得点目を振り返った。

 森保監督はコロンビア戦から先発メンバーを総入れ替えした。2列目には左から乾、香川、宇佐美のロシアW杯メンバーが並んだが、残りの8人は国際Aマッチ出場数が1桁台と経験の浅い選手がそろった。「力をつけている経験の浅い選手と、代表を引っ張ってきた経験のある選手を少しでも融合する時間、感覚を共有する時間を持ってもらいたい」との狙いだった。

 2列目の3人を中心にボールを大きく動かし、左右に揺さぶりながら得点機を探った。だが、得点には至らず、指揮官は後半16分に乾、宇佐美を下げて中島、堂安を投入し、同23分には香川と小林に代えて南野、柴崎を起用。2列目には“いつもの3人”がそろい、彼らが試合を決めた。

 浮き彫りとなったのは中島らの存在感だった。だが、殊勲の中島は「それぞれ良さがあるし、組み合わせによっていろんなゴールの取り方を見せていきたい」と振り返り、指揮官も「前半からやってきたことが効いてきて、交代の選手が決めたという展開になった」と、先発メンバーの献身に言及しつつ試合を総括した。

 招待参加する南米選手権を見据えた強化試合でもあった。“大迫依存”からの脱却、森保体制の主力組と新戦力の融合による底上げを掲げた2連戦を終えた。「ある程度手応えをつかめたというのが総じて評価として言えるが、試合を決定付ける、流れを変えていくところではまだまだ力を付けて欲しい」とは偽らざる本音だろう。

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