神戸・イニエスタ 力強くV宣言「ベストのバージョン出す」

 Jリーグは14日、東京都内でJ1の18クラブが参加して、開幕直前の「キックオフカンファレンス」を開いた。J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)は今季初めて公の場で取材に応じ、「自分のベストのバージョンを出して、チームの優勝に貢献したい」と力強くV宣言した。昨季、残留争いを経験した鳥栖のFWフェルナンドトーレス(34)は「今年は違ったものになる」と躍進を誓った。

 いつになく強い言葉で今季に懸ける思いを口にした。Jリーグで2シーズン目を迎えるMFイニエスタは「自分のベストのバージョンを出して、チームの優勝に貢献したい」と明確な目標を掲げた。

 昨季途中に加入したイニエスタだが、「適応期間」と位置付けた夏以降にチームは5連敗を含む7戦未勝利と急降下。イニエスタにとって、これほど長く勝利から見放された経験はなく、苦しい時間を過ごした。だが「去年と比べて相手チームに対して多くを知っているので、より良い選択ができる」と適応に手応えを示した。

 さらに自信を後押しするのがFWビジャの加入だ。スペイン代表やバルセロナ時代の盟友に対し、「素晴らしいクオリティーを持った選手。いい動きができて、ゴールをもたらしてくれる。彼が主役になれるようにサポートしたい」と全幅の信頼を寄せた。

 昨季は左FWでプレーする機会も多々あったが、今季は左インサイドハーフで固定されるとみられ、ビジャと近い位置で好連係を生み出すはずだ。米国と沖縄でのキャンプを経て、チームメートとの連係もより深まった。

 22日の開幕戦では同じスペイン人のロティーナ監督が率いるC大阪と対戦する。「開幕戦は特別な難しさがある」と語るイニエスタは「セレッソには新加入選手もいるし、アウェーでの試合なので難しい局面になる」と警戒を強めた。だが、欲するのは勝利のみ。「勝ち点3を取りたい」と言葉を結んだ。新たなシーズンは“魔術師”が真価を発揮する1年となる。

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