湘南がルヴァン杯初V 20歳の杉岡が決勝ミドル「歴史つくれた」
「ルヴァン杯・決勝、湘南1-0横浜M」(27日・埼玉スタジアム)
湘南が神奈川対決を制し、初優勝。ベルマーレ平塚時代の94年天皇杯以来、2つ目のビッグタイトルを手にした。
試合開始直後から豊富な運動量で再三の好機を作ってきた湘南は前半36分、敵陣中央でボールを収めたMF杉岡大暉(20)が反転してペナルティーエリア手前から左足でシュート。先制ミドル弾を突き刺した。
後半に入って今季Jリーグトップの得点力を誇る横浜Mが攻勢に立ち防戦一方になるが、体を張った守備でゴールを許さず、1点を守り切った。
12年から指揮を執る曺貴裁監督(49)は突っ伏して号泣。「こんなところで泣いちゃいけないけど…。自分の中で何回か折れたことがあったけど、必死になってやってやってきたことが形になった。これはまだ通過点。まだ上にいけるように頑張ります」と涙ながらに話した。
決勝点を挙げ、MVPに輝いた杉岡は「勢いを付けようと思って打った。湘南に歴史をつくれてうれしい」と話した。