情報漏洩で謹慎の神戸・高橋が練習復帰「サッカーできる感謝と喜び感じている」
J1神戸のDF高橋峻希(28)が24日、練習に復帰した。神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で行われた一般公開練習に参加。別メニュー調整ながら、ランニングなどで汗を流した。
高橋は9月に行われたアウェー浦和戦の試合前に神戸MFイニエスタが欠場するとの情報を第三者に漏洩したとして、クラブから1カ月間の謹慎処分を下され、Jリーグからもけん責処分を受けていた。
練習後に取材に応じた高橋は「軽率な行いによってJリーグ、ヴィッセル神戸の関係者、ファン、サポーターの皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしました。この度は誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。「厳しい処分も覚悟していたが、サッカーができることになり感謝と喜びを感じている」と神妙な面持ちで語った。
イニエスタからは握手と笑顔で迎えられ、チームメートからは「気にするな」、リージョ監督からは「これからだぞ」などと言葉を掛けられたという。
謹慎期間中は朝晩のランニングなどで体を動かしていたというが「サッカーができなくなる覚悟をしながら過ごしていた。(練習や試合がなく)生活がガラリと変わってしまって一日一日が長く感じた。メンタル的につらい時期だった」と振り返った。
今後は戦列復帰を目指して調整を続けていくが、「やってしまった過去は変えられない。ピッチでしっかり返さないといけない気持ちが強くなった」と決意を新たに前を向いた。