日本の守備強化へ“長友塾”開催示唆 「体の小さい日本人なめられている」

 華麗なボールコントロールをみせる長友
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 「キリンチャレンジカップ、日本-ウルグアイ」(16日、埼玉スタジアム)

 サッカー日本代表は13日、新潟市内で練習後、ウルグアイとの国際親善試合(16日・埼玉)に向け、埼玉へ移動した。3-0で勝った前日の国際親善試合・パナマ戦をベンチから見守ったDF長友佑都(32)=ガラタサライ=は、不要なファウルが目立った守備の改善のため、若手らに駆け引きなどの重要性を説く“長友ディフェンス塾”を開くことを示唆。強豪のウルグアイ戦、来年1月のアジア杯(UAE)へ、ピッチ外でも森保ジャパンを引っ張る。

 豊富な経験で培った熟練の技術を、次世代を担う若手とも共有する。自身にとってはW杯ロシア大会以来となる日本代表戦を、長友はベンチから見つめていた。3-0で勝った90分間を「見ていて気持ちよかったな、というのが率直な印象。若い選手たちが躍動して、結果を出すのはうれしいし、僕自身も本当に刺激をもらっている」と振り返る。

 一方で、気にするのが不要なファウルの多さ。パナマ戦の日本のファウル数は21回あり「ギラギラした気持ちは大事だけど、ピッチに入ったら頭は冷静な部分が(大事)」と語る。そして守備に必要な“駆け引き”の部分を「(来年)1月にはアジア杯もある。彼ら(若手)に伝えていきたい」と話す。

 100試合を超える代表戦だけでなく、イタリア、トルコでの戦いで学んできた。「プレーだけじゃない。精神的な駆け引きがサッカーでは大事。海外では、日本人はフィジカルが弱い、体が小さいというところで、正直なめられている」。特に重要なのが開始直後の激しさと話し「ファーストプレーで『いるぞ。オレはここにいるぞ』と精神面でダメージを与えると、駆け引き、勝負は変わってくる」と説明した。

 世代交代を進める森保ジャパンだが、長友は「コミュニケーションの世界大会があったら優勝できる自信がある。コミュニケーションの鬼」と自負する。守備の極意を伝授する“長友塾”で、日本の守備を強化する。

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