イニエスタついにJデビュー 吉田監督“ジョーカー”として「絶対使う」

 「明治安田生命J1、神戸-湘南」(22日、ノエビアスタジアム神戸)

 J1神戸にスペイン1部バルセロナから完全移籍で加入した、W杯ロシア大会スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)が22日の湘南戦に出場することが21日、決定的となった。神戸市内で行われた練習後に吉田孝行監督(41)が「どこかのタイミングで絶対使う」と明言。世界を魅了するスーパースターの美技が、ついにお披露目となる。

 神戸のピッチが“マジカルワールド”と化す、記念すべき夜がやってくる。吉田監督は「どこかのタイミングで絶対に使う。ベンチで途中から出るというプランを今は持っている」とイニエスタのJリーグデビューを明言。ただし当然だが「勝つことが前提」と“お祭り”ではなく“ジョーカー”としての活躍に期待を込めた。

 18日に来日し、合流からわずか2日目。初日は主力組がリカバリーだったため、合わせたのは実質この日が初めてだ。指揮官も「コンディションはまだ半分にも来ていないと思う」と言うが、チームトップ5ゴールのFWウェリントン(30)は「上から彼専用のカメラが回っているんじゃないかと思うほど何でも見えている」と驚嘆。FW渡辺千真(31)も「みんながうまくなったような感じ」と、“魔法使い”の存在がチームにいい刺激となっているようだ。

 チームは現在首位広島と勝ち点15差の6位。他チームの結果によっては4位まで浮上する可能性もあり、好位置につけているのは間違いない。「練習を見ても、同じチームに入った選手たちがすごく楽しそうだった。彼1人でそんなに変わるのかというくらい、いい影響を及ぼしてくれている」と吉田監督。イニエスタが操る“魔法”が、神戸をまだ見ぬ景色へ連れて行く。その幕がいよいよ上がる。

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