「明治安田生命Ｊ１、Ｇ大阪３－０鳥栖」（２９日、パナソニックスタジアム吹田）

　Ｇ大阪がＦＷ倉田秋（２９）の左足シュートなどでゴールを重ね、３－０で鳥栖に快勝した。今季３勝目で１６位に浮上。鳥栖は６連敗で１７位に下がった。

　“ホーム無双”が際立った。Ｇ大阪が今季初の３得点で本拠地３連勝。１６位に浮上し、１０試合ぶりに自動降格圏を脱出した。

　流れを引き寄せたのは倉田だった。後半２３分、ＭＦ遠藤の縦パスを受けると約２０メートルの距離から左足を振り抜いた。「まぐれかもしれないけど、打たないと入らない」。ゴール左隅へ鮮やかな先制点を突き刺した。

　待望の今季初ゴールに「遅すぎる。自分が決めていれば勝てた試合もあった」と反省を口にしたが、敵将が「流れが一発で変わってしまった」と嘆くほど価値ある一撃だった。

　今季手にした勝ち点１０は全てホームでのもの。主将のＤＦ三浦は「（ホームかアウェーかは）特に意識はしていないが、次もホームなので続けたい」と自信を深めた。中２日で迎える次節仙台戦で初の連勝を狙う。