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西野JAPANは自由主義「制限かけたくない」個から組織へ回帰で化学反応起こす

 就任会見を終え田嶋幸三会長(左)と握手を交わす西野朗新監督
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 日本サッカー協会は12日、都内で日本代表の西野朗新監督(63)の就任会見を開いた。ロシアW杯まで残り2カ月の状況での緊急就任となった新指揮官は、細部にわたって高い要求を課した前体制とは異なり、「選手にはあまり制限をかけたくない」と新指針を掲げた。東京五輪代表を率いるU-21代表の森保一監督(49)もコーチで入閣し、新体制はすべて日本人の“アキラジャパン”。結束による化学反応に期待しながら、1次リーグ突破を目標とする。

 束縛からの解放に待つのは自由の飛翔(ひしょう)か、それとも墜落か。無数のフラッシュを受けて登壇した西野新監督は、緊急事態で行うことになるチーム作りの方針を語る。「まずは選手たちが持っているパフォーマンスを確実に出して欲しい。自分が信頼して選ぶメンバーですから、代表チームの大きな力を生む選手だと思う。そういう選手たちには個人のプレーに対して、あまり制限をかけたくない」。

 ピッチ内外で選手に多くの要求をし続けた前体制。技術委員長の立場から、ハリル前監督の要求は「各カテゴリーも通じて足りない世界基準。実際に内容は高度」と理解。一方で「日本化したフットボールもある」と語り、個の力ではなく、日本人の強みである組織力を生かした戦いを標ぼう。「選手が追いつこうとしても、要求に応えられない」という現状を打破するために自由を与え、「最高の化学反応が起こるチーム、選手選考を、スタッフの総力を挙げて選考していく」と語った。

 結果的には、惨敗した4年前の“再挑戦”となる。ショートパスを軸に、選手とスタッフが一つとなって戦い方を構築しながら、本大会に向かったブラジル大会。今回は、大会まで約2カ月でのスクランブル就任。選手選考も「ベースにしていく選手は(前体制と)変わらない」など、変化の手法は限られ、まさに苦肉の策だ。

 本大会での目標は「予選(1次リーグ)を突破したい」と16強に設定。「選手たちは、この状況に対する危機感も、日本サッカーに対する強い気持ちがあると思う。(W杯で勝つ)確率は現状で、かなり高まっていると思う」。ハリルホジッチという“籠”から解き放ち、未知なる空へと飛び出す。

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