FC大阪が開幕3連勝 後半ロスタイムFW塚田が劇的決勝点
「JFL、FC大阪2-1ソニー仙台」(25日、ヤンマーフィールド長居)
JFL第3節が開催され、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すFC大阪はホームのヤンマーフィールド長居で、2-1でソニー仙台に競り勝ち、開幕3連勝を飾った。
3連勝を狙うFC大阪はMFジュニーニョが今季初めてスタメンに名を連ねた。前半、拮抗した戦いを繰り広げていたが、GK永井の好セーブを機に、徐々にペースはFC大阪に傾く。すると34分、相手ゴール前で得たFKのチャンスでジュニーニョが放った強烈なシュートは相手GKの手をはじき、クロスバーをたたく。この跳ね返りの球を、MF南部が流し込み、3試合連続弾となる得点を挙げて先制する。
後半に入り、ソニー仙台も攻撃のギアを上げてくると14分、FC大阪はエリア内で相手選手を倒し、PKを与えてしまう。これをFW藤原に落ち着いて決められた。
それでも後半21分、FC大阪が反撃。ジュニーニョが相手ゴールにドリブルで攻め上がると、ソニー仙台DF吉田がたまらずファウルで止める。これにレッドカードが提示され、ソニー仙台は残り時間を10人で戦うことになった。だが10人になった相手の前に、あと一歩と迫りながらシュートが決まらないFC大阪は、後半41分に最後の交代カードとなるFW塚田を投入。すると後半ロスタイム、DF舘野が放ったCKを塚田がヘディングシュートでたたき込み、勝ち越しに成功した。
2015年4月29日以来、約3年ぶりとなる塚田の決勝点で、強豪ソニー仙台から勝ち点3を獲得。開幕3連勝はホンダFC、奈良クと3チームとなった。得失点差の関係でFC大阪は2位につけている。