流通経大柏鉄壁守備で完勝 3戦連続完封!見えた夏冬2冠

 「全国高校サッカー選手権・準々決勝、流通経大柏3-0長崎総合科学大付」(5日、浦和駒場スタジアム)

 上田西(長野)は明秀学園日立(茨城)を3-2で破り、長野県勢として初のベスト4入り。6日の準決勝で前回準優勝の前橋育英(群馬)と対戦する。全国高校総体覇者の流通経大柏(千葉)は長崎総合科学大付(長崎)に3-0で快勝して3大会ぶり、矢板中央は8大会ぶりに4強に駒を進めた。

 自慢の守備陣が、ゴールに固いカギをかけた。夏の高校総体王者・流通経大柏が3戦連続での完封勝利。夏冬2冠が見えてきた。

 「とにかく、前半はゼロで抑えろと。長崎の勢いはあるので」。本田監督が振り返るように、狙い通りの後半勝負。まずは後半4分にロングスローのこぼれ球を、U-17日本代表DF関川(2年)が右足を振り抜いた。視界にはMF宮本泰もいたが「自分の方が体勢も良かったので『どけ』って言いました。豪快に振り抜けましたね」。4強入りに向けた号砲となった。

 さらに同10分、終了間際にも加点して、3-0と快勝。4強入りを果たして「(優勝まで)あと2つ。勝って笑って終われれば」と関川。強固な盾をかざしながら、頂点を見据える。

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