広島MFミキッチが今季限りで退団 9年で3度のJ1制覇に貢献

 J1・広島は13日、MFミハエル・ミキッチ(37)と契約満了に伴い、来季の契約を結ばないことを発表した。

 クロアチア出身のミキッチは、ディナモ・ザグレブなど複数のクラブを経て、2009年に広島に加入。1年目からリーグ戦25試合に出場。在籍9年間し、J1リーグ戦通算221試合に出場し、8得点を記録。この間、広島の3度のJ1制覇に貢献、今季もここまで14試合に出場して1得点を挙げている。

 ミキッチはコメントを発表し、「2017年シーズンを持ちましてサンフレッチェ広島を退団することになりました。今回の決断に至るまでにさまざまな葛藤がありました。その中で自分自身に問いかけた結果、まだ現役としてプレーできる自信があり、自分を戦力としてくれるチームがある限り、そのチームのために全力で走り続けたいという気持ちが強くありました」と退団に至った理由を説明。同時に「在籍した9年間はとても充実していました。ペトロヴィッチ、森保監督という素晴らしい指導者の下、最高のキャリアを築けたことは忘れられない思い出です」などとクラブに感謝した。

 広島は現在、リーグ戦31試合で6勝9分け16敗で降格圏の16位に沈んでいるが、ミキッチは「残り3試合、J1残留に向けて、自分にできることを全て捧げたいと思います」とJ1残留に力を注ぐことを約束した。

 26日に行われるホーム最終戦のFC東京戦(エディオンスタジアム広島)の試合後、サポーターに最後のあいさつをする。

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