倉田、乾、小林が存在感 ハリル監督「コレクティブ」と決勝点たたえる

後半、ニュージーランド代表に勝利し祝福される日本代表・倉田(左から2人目)(撮影・堀内翔)
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 「国際親善試合、日本2-1ニュージーランド」(6日、豊田スタジアム)

 日本は、1-1で迎えた後半42分に途中出場のMF倉田秋(G大阪)が代表初ゴールとなるダイビングヘッドを決めて勝利した。ロシアW杯へのメンバー争いがメインテーマの試合で、名乗りを上げた形で、FW乾貴士(エイバル)、MF小林祐希(ヘーレンフェーン)ら途中出場組がアピールした。ただ、親善試合では後半に出場した選手が持ち味を発揮しやすいのが常、という面もある。

 決勝点はハリルホジッチ監督が「コレクティブ」(=複数の選手が連動していること)と表現するほど、連携がうまくいった。左サイドを乾が駆け上がり、反対のサイドまでクロスを届かせる。エリア内に入っていたDF酒井宏がヘッドで折り返し、走り込んだ倉田が中央でダイビングヘッド。絵に描いたようなサイドからの崩しで決勝点を奪った。

 小林は直接は得点に絡まなかったが、フォローが必要な選手を見極め、また自分が出ていくべきところには顔を出すメリハリのあるプレーで攻撃を活性化させた。後半40分に乾からパスを受け、左45度から放ったシュートを決めていれば、さらに評価は上がっていただろう。

 ただ、後半の相手守備は、ほぼ守備に専念していた前半と比べればスペースも多く、日本とすれば攻撃しやすくなっていた。先発した香川は前半8分に決定機をポストに当ててしまい、武藤、久保も得点機を逸したが、後半との状況の違いはある。

 試合は後半5分に、相手選手のハンドで得たPKを大迫がゴール右端に決めて日本が先制。同14分には、日本の左サイドを破られ、センタリングからFWウッドに同点ヘッドを決められていた。

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