本田圭佑、自分もチームも「あえて強気で」豪州戦先発微妙も「11人でも入る」

試合後にストレッチする本田。左はハリルホジッチ監督=さいたま市内(撮影・堀内翔)
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 「W杯アジア最終予選、日本-オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)

 合宿中のサッカー日本代表が28日、練習を公開で行った。この日から合流した本田圭佑(パチューカ)はボール回しなどの軽いメニューで調整。取材にも応じ、勝てば6大会連続のW杯出場が決まるオーストラリア戦へ、「あえて強気で、というシンプルな言葉を前面に出していきたい」と発言した。コンディションが万全でないことから、先発出場は厳しい争いになると見られているが「11人の招集でも入るつもり」と「強気」の言葉を貫いた。

 メキシコ1部のパチューカに今夏移籍した本田だったが、右ふくらはぎの負傷で出遅れ、初出場は22日となった。この試合で得点を決めたものの、ハリルホジッチ監督もコンディションに難があることは認識している。本田は「監督が万全な状態ではないという判断を多分、皆さんの前でしている中で、しっかり練習で見てみたいというコメントも多分していたと思う」と自覚した上で、練習で先発出場をアピールするつもりでいる。

 「この試合は、僕だけじゃなくて、チームが強気でいくのが(大事)。大事な試合でこそ強気でいけるかどうかが求められているというふうに(思う)。慎重さよりも強気。テーマはそこだと思います」

 「強気」をどう体現するか、という点は「相手どうこうではないということです」と表現したが、具体的にはあえて、触れなかった。

 オーストラリアには過去W杯予選で勝利がない。相手の印象について、「言いたくないですね」と不敵に笑いつつも、「いい相手であることは間違いないですよね。ただ、当然ながら完璧なチームはいないわけで。そこをつく準備、イメージは頭の中にあります」と明言した。

 4年前、ブラジル大会の最終予選ではホームのオーストラリア戦で同点PKを決めてW杯出場権を勝ち取った。本田が決める、という期待については、「期待を感じますし、期待に応えられるように準備します。どうこういう駆け引きは本当にないと思います。思い切って強気でやるだけだと思います」と言い切った。

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