J1神戸 ネルシーニョ解任を発表 後任は吉田孝行ヘッドコーチ

J1神戸のネルシーニョ監督
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 J1神戸は16日、成績不振のため、ネルシーニョ監督(67)との契約を解除したと発表した。後任としてクラブOBの吉田孝行ヘッドコーチ(40)が代行監督に就任し、暫定的に指揮を執ることも合わせて発表された。

 ネルシーニョ監督はこの日、神戸市内で行われた非公開練習前に練習場を訪れ、選手、スタッフらにあいさつを済ませた。14日に田中健一社長らとネルシーニョ監督の話し合いが行われ、解任が決定していた。今季J1での監督交代は新潟、大宮、鹿島、広島、浦和に続き6例目となる。

 ネルシーニョ監督は「ファン・サポーターの皆さま、これまで全てのサポートと応援に心から感謝します。残念ながら目指していた目標を達成することができませんでしたが、チームとしてフットボールのタイトルを獲得するための大きな成長を私は見ることができました。しかしプロとして責任に応えられなかったことに大きな責任を感じています。同時にプロとして沢山の経験を積み、人として強くなることができました。また、メディアの皆さま、いつも色々な話を聞いてくれ、愛情と大きなリスペクトを感じることができました。本当にありがとうございました」クラブを通じてコメント。

 吉田新監督は「この度、ネルシーニョ監督の後任として指揮を執ることになりました。これまで前監督が築き上げてきた基盤とサッカーへの情熱を受け継つぎ、スタッフ・選手が一丸となって戦っていきます。勝利を追求する姿勢を示して今シーズンを戦い抜きたいと思います。クラブスポンサー、ファン・サポーターの皆さまのなお一層のご声援をよろしくお願い致します」とコメントした。

 ネルシーニョ監督は就任1年目の15年に年間12位、16年にはクラブ最高となる年間7位と着実に成績を上げてきた。3年目となる今季は悲願のリーグ優勝を掲げ、開幕4連勝で一時は首位にも立ったが、昨季得点王のFWレアンドロ(32)ら負傷者が相次いだこともあって失速。13日のFC東京戦(味スタ)に敗れ、今季3度目の3連敗で11位に沈んでいた。

 チームは深刻な得点力不足解消のため、今夏に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)や元日本代表FWハーフナー・マイク(30)を補強。ポドルスキはJリーグデビューとなった7月29日の大宮戦(ノエスタ)こそ2得点を決めたが、その後は3試合連続無得点。ポドルスキの停滞と歩調を合わせるように、チームも直近4試合で1勝3敗と浮上には至らなかった。

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