元日本代表GK海堀が現役復帰 熊本ルネサンスでは得点王目指す

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の元GKで九州女子リーグの熊本ルネサンスに加入した海堀あゆみ(30)が4日、熊本県嘉島町内でチームの練習に初参加した。フィールドプレーヤーとコーチの兼任で、早ければ7日の同リーグ秀岳館高戦(同町総合運動公園)でデビューする予定。「(GKとして)散々やられたので、点を取りたい」と守護神から得点王への転身に意欲を示した。

 海堀は2011年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で正GKとして優勝に貢献するなど、国際Aマッチに53試合出場。昨年1月に引退し、昨秋慶大に入学したばかりだった。

 それが地震で練習場もスポンサーも失い、存続危機に陥ったチームを再建させようとする、かつて所属したINAC神戸でゼネラルマネジャー(GM)を務め、現在は熊本ルネサンスGMの山下恭典氏の熱意に「熊本にはINAC時代に試合でよく来ていたので親しみがあった。女子サッカー界にも恩返ししたかった」と現役復帰を決断した。

 慶大に通いながら週末に熊本入りし、なでしこチャレンジリーグ昇格を目指す。「新たなチャレンジがしたい」と、本職のGKではなく高校2年まで務めたフィールドプレーヤーにこだわる。ポジションは未定だが「ピッチの最後方から見てきたことを伝えたい」と経験を惜しまず注入する。

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