C大阪・杉本、2得点も空砲に…柿谷主将「もったいない」 大阪ダービー引き分け

 「明治安田生命J1、C大阪2-2G大阪」(16日、ヤンマースタジアム長居)

 3季ぶりの大阪ダービーは劇的な幕切れで引き分けに終わった。C大阪が2-1とリードして迎えた後半48分、左CKからG大阪の日本代表MF倉田が反転しながら左足ボレーで押し込み、G大阪が土壇場で2-2に追い付いた。

 悔しさだけが募った。C大阪にとっては12年3月17日以来の大阪ダービー勝利が目前でこぼれ落ちた。主将のMF柿谷は「もったいないし、こういう試合をなくさないといけない」と唇をかんだ。

 柿谷は前半1分に左足で両チーム最初のシュートを放つなど、積極的にゴールへ迫った。だが、試合を優位に進めながらチームは後半12分に一瞬の隙を突かれ失点。FW杉本の今季初ゴールを含む2得点で後半41分に逆転しながら、あと数分をしのぎ切れなかった。「こういう試合をしないのが強いチーム。それをダービーでやってしまうのが悔しい」と、柿谷は声を絞り出した。

 今季7試合目で杉本がようやくゴールネットを揺らしただけに、勝利で華を添えたかった。「いつか結果を残すと思っていて、ダービーでやってくれた。それに絶対に応えたかった。でもこういう試合でいろんなものを得て、大きくなっていける」と前を見据えた。

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