J1仙台-神戸前に黙とう、チェアマン「困難に一致団結していきたい」

 「明治安田生命J1、仙台-神戸」(11日、ユアテックスタジアム仙台)

 東日本大震災から6度目の3・11を迎え、被災地の仙台で、J1仙台と、95年の阪神淡路大震災で被災した神戸との対戦が実現した。試合前には追悼式が行われた。

 会場のユアテックスタジアム北エントランスに献花台が設けられ、Jリーグ・村井満チェアマンと、両チームの社長らが並び、震災が起こった14時46分18秒に合わせて黙とう。献花して祈りをささげた。

 村井チェアマンは「Jリーグは54チームまで裾野が広がる中で、昨年は熊本にも地震があった。連係して困難に向かって一致団結していきたいというメッセージを送れれば。サッカーを通じて元気、活力を届けられたらと思います」と話した。

 仙台・西川善久社長は「震災から6年たちましたが、被災地の復興はまだ成されていない。震災直後から掲げている、被災地の希望の光になるというミッションは、まだ終わっていない」と今後も復興に寄与していく思いを訴えた。

 また、試合前のグラウンド内では、May J.が復興ライブを開催。神戸応援大使のじゅんいちダビッドソンも登場した。

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