清武C大阪復帰 トップ下の起用で“清武システム”に変更も

 J1C大阪は1日、スペイン1部リーグのセビリアから日本代表MF清武弘嗣(27)が完全移籍で加入すると発表した。12年7月にC大阪からドイツ1部ニュルンベルクに移籍して以来4年半ぶりの復帰となる。背番号は46。移籍金は500万ユーロ(約6億1000万円)で、契約期間は非公表だが3年契約とみられる。早ければ2日にも帰国予定で、3日から始まる宮崎キャンプに途中合流する。清武の起用法について尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督(43)はトップ下を用意した“清武システム”の導入も示唆した。(金額は推定)

 日本代表の新司令塔を担う清武が古巣からの再出発を選択した。4年半ぶりのC大阪復帰に「セレッソのエンブレムを誇りに思い、必ず結果で示せるように戦っていきたい」と所信表明を行った。

 16年に加入したセビリアでは出場機会を失い、公式戦出場9試合にとどまっていた。3月末から再開するW杯最終予選を見据え、出場機会確保を求めて日本復帰を決断。自身の公式ブログでは「人生を決める決断だったかもしれない。ただ僕の決断なので、誰に何をいわれようが自信をもって前に進みます」と決意の言葉を記した。

 背番号は46に決定した。クラブ関係者によると当初55番を希望したというが、Jリーグの規定で50番が上限のため実現しなかった。本人の意図は定かではないが、大分で背負った28番も含め、いずれの番号も足すとエースナンバーの10となる。

 注目の起用法について尹晶煥監督は「サイドアタッカーのポジション。サイドで起点になってほしい」と、基本布陣となる4-4-2のサイドハーフに配置する考えを示した。一方で清武はトップ下を得意としており、「見てみないと分からない。はっきりとしたことは言えない」と前置きした上で、場合によってはトップ下のポジションを用意する“清武システム”導入の可能性も示唆した。

 宮崎合宿(3~12日)では練習試合数試合が予定されている。25日の開幕戦まで1カ月を切っており、尹晶煥監督は「使えるなら使いたい」と早々の実戦デビューにも含みを持たせた。前線にFW柿谷、杉本、中盤に日本代表MF山口らをそろえた魅惑の布陣で、C大阪が3季ぶりとなるJ1の舞台を華やかに彩る。

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