ＦＣ東京は４日、川崎の大久保嘉人がＦＣ東京に完全移籍すると発表した。

　大久保はクラブを通じ「川崎フロンターレから来ました大久保嘉人です。タイトルを獲得するために、これまでの自分の経験や、今持てるすべての力をチームのために捧げたいと思います。タイトルを獲るためには、今、足りないものが何なのかを理解したうえで、僕を含めた選手たちが変わらないといけないと思っています。練習からどんどん意見を言い合って、強いＦＣ東京になれるよう、覚悟をもってやりたいと思います」とコメントを発表した。

　歴代最多のＪ１通算１７１得点を誇る大久保は、長崎・国見高から０１年にＣ大阪へ加入。スペイン１部マジョルカ－神戸－ドイツ１部ウォルフスブルク－神戸を経て、川崎に加入した１３年から３年連続得点王を獲得した。４年連続こそ逃したが、１６年は３３試合に出場して日本人トップタイの１５得点を挙げた。

　０４年に北京五輪出場。１０年南アフリカＷ杯ではベスト１６進出に貢献。１４年ブラジルＷ杯にも出場した。日本代表通算６０試合６得点。