レアル・ジダン監督「時には自分たちも苦しむ」【一問一答全文要旨】

 「クラブW杯・決勝、鹿島2-4レアル・マドリード」(18日、日産スタジアム)

 欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が、開催国枠で出場した鹿島を下し、2-2で突入した延長戦を制した。2年ぶりの優勝で、前身大会を含め5度目のクラブ世界一となったレアルのジネディーヌ・ジダン監督は試合後、「時には自分たちも苦しむ」と苦戦を認めながらも、「いつでも攻め込めると思っている」と、チームの地力、プレーの質への自信をのぞかせた。以下、試合後会見の一問一答要旨。

 -難しい試合になった。

 「いつも、タイトルはそれぞれ重要。苦しめられるのは覚悟していた。われわれは簡単なファイナルにはならないと思っていた。でも、本当に相手のチームに関しては走り回っていて戦っていた。果敢に。その戦いに勝ってタイトルを取れたのはうれしい。ここまで長旅だったので、その末にカップを持ちかえることができてうれしい」

 -ジダン監督は今季から就任して、レアルでタイトルは3つ目。何かターニングポイントは。

 「いや、特別な日付はない。今まで自分たちがやっているのは、毎回改善をすること。時には自分たちも苦しむ。プレーしたいようにプレーできないこともある。でも、良いことは自分たちがポジティブシンキングなこと。いつでも攻め込めると思っている。最後にはポジティブにできると信じていればやれる」

 -2年前、アンチェロッティ監督の下では苦しんだと。

 「その時はそういったこともあった。そのことについて今話せるのは良いこと。われわれは経験を積んできた。長い期間をかけてやってきた。今、1番は疲れているので休むこと。その後に仕事に戻る。自分もプレーヤーも仕事をしないといけない」

 -鹿島の選手で、スペインに連れて帰りたい選手はいたか。

 「そうですね。リーガでプレーできるのではないかという選手は何人かいた。ただ、私のチームには24人の選手がいて、もう満員だ」

 -満員のスタジアムだった。レアルのサポーターは鹿島より多かった。

 「マドリスタ(レアルサポーターの別称)は多かったと思う。われわれを応援してくれた皆さんに心から感謝したい。ただ、日本人の観客も多く、相手のサポーターも多かった。両方のチームを応援していた」

 -レアルに憧れる子供にメッセージを。

 「メッセージと言われても同じことしか言えない。希望と夢を持ってプレーを続けてくれれば、いつかはビッグクラブでプレーできる。それはレアルに限らず。私が選手だった時もレアルのようなビッグクラブでプレーしたいなと思っていた。とにかく努力をしないといけない」

 -MFを3枚にしていたが、これは試合に負けていたからか。

 「そうだ。布陣を変えた。失点して、もう少し前でプレーをしないといけなかった。ただ、2名で35分をカバーすることはできても90分は難しい。セルヒオ(ラモス)と上の2人はよく走っていた。ただ、必要だから変えただけで、また起こりうるかわからない」

 -ペレス会長と話していたが。

 「彼はハッピーだと話していた。トロフィーが増えたと。チームについてのことを話したわけではないし、監督としてのことに(会長が)言ってきたわけではない」

 -レアル・マドリードは強い責任感が求められるが、疲れたか。

 「あと何時間かたてば眠れる。自分たちは本当に今回ビッグなタイトルを獲得した。この後の数日間は休暇になるので、休暇を取りたい。その後ストレスのある生活に戻る。ただ、疲れてはいない。疲れていたらこのクラブには残れない」

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