サッカー米国代表クリンスマン監督解任 W杯最終予選で連敗スタート

 米国サッカー連盟は21日(日本時間22日)、男子代表監督のユルゲン・クリンスマン氏(52)の解任を発表した。

 現役時代はドイツ代表の主将、ストライカーとして数々のタイトルを手にしたクリンスマン氏は、指導者としても06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会でドイツ代表監督を務め、同国を3位に導いた。

 米国代表監督には11年に就任。14年W杯ブラジル大会で決勝トーナメント進出を果たした。次回、18年ロシア大会で8大会連続出場、3大会連続決勝トーメントを目指す米国代表だが、北中米カリブ海最終予選でまさかの連敗スタート。ホームで行われた初戦、11日のメキシコ戦に1-2で敗戦すると、15日のアウェーでのコスタリカ戦でも0-4で完敗し、国内に一気に更迭論が噴出した。

 同氏はこの日、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)のインタビューで周囲の雑音について「恐れてはいない」と平常心を強調。「サッカーやチームというものを分かっていない人たちが言っていることだ」などと更迭論を一蹴したばかりだった。

 米スポーツ専門局、ESPN(電子版)によると、後任は米プロリーグ、MLSのLAギャラクシー監督、ブルース・アリーナ氏(65)が有力だという。同氏は98年から06年まで米国代表監督を務め、02年日韓大会では史上初のベスト8進出を果たしている。

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