天敵ケーヒル先発か 対日本8戦5発…GK西川超警戒「危険な選手」
「W杯アジア最終予選、オーストラリア-日本」(11日、メルボルン)
サッカーW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に臨む日本代表は9日、メルボルン市内で冒頭15分間を除く非公開練習で戦術の確認を行った。一方、オーストラリア代表は日本にとって“天敵”でもあるFWティム・ケーヒル(36)=メルボルン・シティー=が先発出場する可能性が出てきた。
地元紙のヘラルド・サンによれば、ポステコグルー監督が過去の日本戦で8戦5発と抜群の決定力を誇る36歳を、今予選で初先発に送り出すプランを考えており、ケーヒル自身も「日本と戦う準備はできている。先発かは分からないが、全力を尽くすだけ」とコメントしている。
この日は日曜日ということもあり、オーストラリア代表は地元ファンに練習を公開。試合2日前にもかかわらず、ケーヒルは練習後にサインや写真撮影に応じてファンと交流するなどリラックスムードを漂わせた。
日本にとっては何ともやっかいな情報だ。日本GK西川は「本当に身体能力が高く、クロスに入るタイミングや駆け引きの部分はいい意味での汚さ(こうかつさ)と力強さがある。危険な選手」と警戒心を強める。この日の非公開練習でも空中戦に強いDF植田を控え組のセンターFWに配置するなど、対策を進めている。何度も痛い目に遭わされてきた天敵を抑えきれるか。